江戸期かるた文化の研究(一覧)

(二)庶民文芸のかるたも健在

江戸の町には、雑俳、川柳、狂歌、狂詩などの雑文学や、小唄、端唄、新内節、都々逸などの俗曲が溢れており、これらも大人向けのかるたの格好の題材であった。こうしたかるた類については記録もあり、また、何点かはカードも残存している

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(一)大人好みの「謎なぞかるた」

江戸のことば遊びと言えば「謎なぞ」も主役の一つである。当然、「謎なぞかるた」の遊技があり、それに用いるカードがあってよい。だが、これを長年探したが江戸時代のものは見つけることができていない。蒐集したのは明治年間前期(18

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(三)「粋ことばいろはかるた」の成立

私の手元には、さらに、江戸時代後期(1789~1854)の上方、屋号「かねカ」版の「しんはんすいことばたとゑいろは」上下二枚の骨摺りがある。下端に「此所ふりはしめ」とあるが、絵双六としてどのように機能するのかは分からない

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(二)もう一つの「粋ことばかるた」

もう一点手元にあるのは、やはり江戸時代中・後期(1704~1854)に属するがまだ「いろは順化」は生じていない。カードは縦五・一センチ、横三・二センチで、彩色は「すいことば花月遊」かるたと同じ桃色、黄色、紺色の木版合羽摺

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