HOME > MONOGRAPH > 江戸期かるた文化の研究 > 2-3 江戸前期のきんごカルタ、かぶカルタ、まめカルタの遊技

2-3 江戸前期のきんごカルタ、かぶカルタ、まめカルタの遊技(一覧)

(二)「天下一」「菊一」のカルタ

ところで、山口吉郎兵衛『うんすんかるた』に「岸本文庫蔵オウル紋四十枚カルタ版木複製」が紹介されている。それの「オウルの四」の中央に「菊一」の図像と「極上仕入」の文字があり、この札は制作者のカルタ屋を表記する箇所でもあるの

続きを読む »

(一)「かぶカルタ」の西日本バージョン

この、「きんごカルタ」と「かぶカルタ」の関係を考えるにあたって、もう一つ見ておきたいのが「まめカルタ」系の賭博カルタである。現代まで残った地方札としては、一組四十八枚の「九度山」と、一組四十枚の「目札」「小丸」「大二」が

続きを読む »

(二)かぶカルタ遊技の流行

貞享三年(1686)刊の『鹿の巻筆』[1]「三人論議」では、主役の一人三郎兵衛は「カルタをすきて、讀(よみ)の、合(あわ)せの、かうなどゝいふ事のみ深(ふか)く望(のぞ)みけり」であり論議の中でカルタを弁護して「讀(よみ

続きを読む »

(一)四十枚一組のかぶカルタの発祥

次に、四十枚一組のかぶカルタの発祥である。かぶカルタも江戸時代の史料はほとんどない。その発祥は多くの謎に包まれている。その中で私にとって最大の難問は、江戸時代初期(1603~52)、前期(1652~1704)の社会で、ア

続きを読む »

(二)きんごカルタ遊技専用札の発祥

きんごカルタは、始めは一組四十八枚の天正カルタを用いてされていたものと思われるが、それが、同じ四十八枚でも、同じ数字の札は同じ図像で識別しやすく、間違いが起こりにくいように、「ハウ」一紋標の十二枚を四回繰り返すこの遊技に

続きを読む »

一 「かう」遊技、「ひいき」遊技の発祥

『雍州府志』では「かう」「ひいき」という遊技法について、名前だけが出てきて、具体的な内容については分らない。そして黒川道祐はこれらの遊技法を「ひっきょう、博奕の戯である」と切り捨てたが、もう少し丁寧に見ておきたい。 日本

続きを読む »