HOME > MONOGRAPH > 6-3 開国後の日本で外国人の眼に映じた日本のカルタ > 五 エドワード・シルヴェスター・モース

五 エドワード・シルヴェスター・モース

エドワード・シルヴェスター・モース

エドワード・シルヴェスター・モース(Edward Sylvester Morse)は明治十年代(1877~86)に三度にわたって日本を訪れたが、明治十五年(1882)の第三回の来日は民具の蒐集が目的であり、実際に驚くほどに多彩な蒐集を遂げている。マサチューセッツ州セイラム市のピーボディ―博物館には、モースが持ち帰った膨大な生活史料がある。そこには当然に、明治十年代(1877~86)の日本のカルタ、かるたが含まれていると思われるが、現地に出向いて調査したところ、存在しないのか、未整理なのか、いずれにせよ登録されたものが存在しなかった。その後、東京の江戸東京博物館が平成二十五年(2013)に開催した「明治のこころ‐モースが見た庶民のくらし‐」展に いろはかるた一組が展示されているのを見た。ピーボディ―博物館での整理保存作業が進展したのであろう。ここには、さらにほかのカルタ、かるたが眠っている可能性がある。