(三)花札のデジタル化

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これに加えて、デジタル社会の驚異的な発展に伴い、インターネット上に多数の花札遊技サイトが登場した。そこでは、もちろん伝統的な花札図像を用いるものもあるが、新しい発想で基本の図像とは異なる独自の図像を取り入れることも容易である。もちろんここでも、個人のアートとして、花札図像をもじった数枚のカードデザインを発表する者が多数おり、中には四十八枚のフル・バージョンで自己の作品を発表する者もいる。

カルタ遊技愛好者の専用の遊技場、同好の士の集まる空間をどうすれば実現できるのか。これが、今後も花札が遊技として社会的に存在し続ける一つの条件となるが、今は社会全般がそうであるようにネット上にそういう空間が出現している。新しいカルタのゲームサイトが現れている。ネットで同好の士と知り合い、花札のゲームを楽しむ。参加者の間で緩やかな集合体を作る。そこに、ポイント制や段級位制を導入して一体感を高める。新しいゲームのルールを試してみる。そして、メンバーが実際に顔を合わせて競い合う大会、オフ会を開催する。そこには優勝の賞金なども用意される。こんな形でコンピュータ時代の愛好者の連携が実現しようとしている。私はここにも新しいかるた、カルタ遊技文化の可能性を感じることができる。

 


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