以下は一枚役、二枚役である。

「野馬」(白絵に「青馬」)・打てあつかい。(説明文に「ただしをや出半あつかい」とある。)

「野切」(白絵に「青きり」)・一ツ(説明文に「打て竹四ツ、白絵ほうび」とある。)

弁てん(弁天)」(白絵に「あざ」)・三ツ、打て四ツ、ほうび」とある。)

「こゝく寺(護国寺)」(白絵に「釈迦十」)・三ツ、打て五ツ、ホウヒ。「九」なしなれは半あつかい」

「つなき馬」(白絵に「青馬」「あざ」)・三ツ。

「両さし(両差し)」(白絵に「釈迦十」「あざ」)・三ツ、打て五ツほうび(説明文に「かるこ共云。」とある。)

「しうろん(宗論)」(白絵に「釈迦十」「コップの十」)・一ツ、打て半あつかい。(説明文に「座との坊共いふ。」とある。)

「う治川(宇治川)」(白絵に「青馬」「コップの馬」)・出して一ツ、打てあつかい。(この役はお不動役(「青馬」「オウルの馬」「コップの馬」)と重なる様に見えるが、宇治川役は白絵の役であり、お不動役は「オウルの馬」がゴミなので宇治川役とは重ならない。同じく千鳥役も「あざ」があるので宇治川役に重ならない。)

「二本ひかり」(白絵に「釈迦十」「あざ」)・一ツ。

「同(異種の二本ひかり)」(白絵に「釈迦十」「青馬」)・一ツ。

「同(異種の二本ひかり)」(白絵に「青馬」「青のキリ)・*(点数表示なし。)

「ひけ(髭)」(「釈迦十」「オウルの一」))・ひん一まへは一ツ、二まへは二ツ、三まへは三ツ、虫入四ツ、是をたいたいひげといふ。

かごかき
「かごかき」(『雨中徒然草』)

「かむろ(禿)」(白絵に「あざ」「オウルの一」)・一ツ。(説明文に「おひとり共云。ひん二まいは二人かむろ。へんひんと云。」とある。)

「やりをとり(槍踊り)」(白絵に「青きり」「あざ」)・白絵で三ツ、ゴミ入りで一ツ(ゴミ入りで一つは余計か。説明文に「同しなから切に虫打よし。」とある。)

「かこかき(駕籠かき)」(「青きり」「オウルのキリ」)・*(点数表示なし。説明文に「十を二まへにてもかこかき也。」とある。なお、表示されている「オウルのキリ」札は左右が逆転しているが、中央の「長」の文字が逆転していない。)

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