二 十九世紀の麻雀牌(プロト・マージャン) (二)グロバーの麻雀牌の構造 この二組の牌は、基本的に同じ構成であるので、これをグロバー牌と呼ぶことにする。スタンウイックの論文をもとにまとめると、それは以下のようなもの...
5-1 江戸時代初期、「歌合せかるた」の成立 六 「かるた」という語は忌避されたのか 吉海のかるた貝覆起源説にはもう一つ、奇妙な付属物がある。貝覆の後身である歌かるたはいとも雅な遊技であるから、賭博のイメージのある「カルタ」と...
5-1 江戸時代初期、「歌合せかるた」の成立 二 「しうかく院」考案説の証明 「小野小町物合歌」 「古今の札」については、しかし思いがけない進展があった。私は、平成十年代(1998~2007)になって、東京の古書店で、...
歌集『百人一首』誕生の謎 二 「持統天皇」と「持綩天皇」という表記の差異が示すもの ここで最も鮮明に問題の所在を明らかにするものとして、この歌集の先頭から二人目の歌人名の表記に関する問題点がある。今日、通常、これは「持統天皇...
四 源氏物語かるたと百人一首かるた (一)江戸時代の女性文化を飾った源氏物語、伊勢物語、小倉百人一首 江戸時代の女性文化の中心に源氏物語の受容があった。それは広く「源氏文化」ないし「源氏物語カルチャ」と呼ばれている。江戸時代の日本においては、...
二 骨牌税の導入と賭博系カルタの盛行 (十)かるた文化の近代化 松井天狗堂(大阪)の対米輸出品の包み紙 このようにして、明治、大正、昭和前期と、様々な問題を含みながら近代化を遂げてきた日本の社会で、かるた...