二 火消の家系に伝わった遊技札「ガラ札」 (一)東京の地方札、「ガラ札」の発見 従来の研究では、「絵合せかるた」の中では、江戸の火消しが待機中に遊んだかるた、「ガラ札」が妙に有名であった。発端は山口吉郎兵衛の『うんすんか...
一 「絵合せかるた」の発祥 (一)『雍州府志』が書き漏らした「絵合せかるた」 江戸時代前期(1652~1704)の基本文献、『雍州府志』を読んで困惑する一つのポイントは、それが江戸時代初期(1603~52)、前期(16...
二 『百人一首手鑑』、『百人一首画帖』発祥の歴史 (三)「百人一首歌合せかるた」の世界での女性書家、女性絵師の活躍 日本の文化史を振り返ってみると、平安時代は王朝文化の中で女性がもっとも活躍した時期として特徴づけられる。紫式部や清少納言をはじめ、多くの女性...
3-4 「めくりカルタ」の発祥 五 山路閑古の「めくりカルタ」研究 私は、2-4で江戸中期の読みカルタを検討した際に、古川柳研究者として高名な山路閑古、本名萩原時夫のめくりカルタ研究について論及した。ここでも...
三 「ことば遊びかるた」の広がり (六)どっこい生きていた「譬え合せかるた」 すでに本章の冒頭部分で扱ったように、「いろは譬えかるた」は児戯の具であると判断したとき、鈴木はもう一つ大きな誤解をしていた。鈴木は昭和四十八...
二 骨牌税の導入と賭博系カルタの盛行 (一)骨牌税法の制定 花札の流行が盛んなさなかに、カルタ業界にとってはゆゆしい事態が生じた。骨牌税の導入である。骨牌税法は明治三十五年(1902)二月に帝国議会に...