幸徳秋水のかるた遊戯論 二 幸徳傳次郎「歌牌の娯楽」≪現代語訳≫ 一 ひとりの少女に、正月は何が最も楽しいかと問うたら、歌がるたを取ることだと答えた。そうだろう。私も子どものころこれがとても好きで、兄に付き...
三 一紋標・四枚の「絵合せかるた」の歴史 (四)絵合せかるた札は江戸期のミニアチュール絵画の粋 絵合せかるたのかるた札は散逸が激しいが、何点かの遺品がある。その中で特筆するべきなのは兵庫県芦屋市の滴翠美術館が蒐集した何点かのもっとも古く...
三 歌仙絵画の変遷に関する誤まった解釈の是正 (一)旧説の問題点、旧説継承の問題点 これが、私の調査で判明した江戸時代前期の歌人図像付きの「百人一首かるた」発祥の真実であった。三十六歌仙絵と百人一首歌人絵の関係について語るの...
五 「かぶカルタ」に残る海外からの伝来の跡 (一)「きんごカルタ」と「かぶカルタ」は伝来のカルタ文化 まめカルタの賭博カルタに関する情報も併せ考えると、江戸時代初期、前期のかぶカルタ系の賭博カルタ遊技については次のような理解ができる。まず、き...
二 ポルトガルのカルタ (四)ドラゴン・カードは地中海、アラゴン連合王国の文化 こうしてドラゴン・カードはポルトガルの専売特許ではないということになると、あらためて関心を集めたのが南イタリア地方のカルタにも龍の絵が有るこ...
四 宮廷絵画の世界での幕府による覇権の確立 (二)幕府の文治政策と江戸中心の文化の創出 北村季吟(江戸時代前期) これに代えて幕府が行ったのが、天皇の有する文化的な権威を幕府に吸収し、文化的な意味での首都を京都から江戸に移す文治...