MONOGRAPH 「持綩天皇」(じえんてんのう)から「持統天皇」(じとうてんのう)へ ―「かるた」史研究から見えてきた『百人一首』の政治史― 「図像③:『百人秀歌』と『百人一首』の「天智天皇」と「持統(綩)天皇」 ここに掲出した論文は、二〇二三年九月に、一般社団法人「日本人形玩具学...
六 江戸期の庶民文化と「百人一首」 (六)和歌文芸の外に成立した「坊主めくり」遊技 「坊主めくり」は、百人一首の構成をビジュアルに理解してもらうにはいいゲームである。これは、裏返しにして積み上げられた一〇〇枚の絵札を順番にめ...
一 中国のカルタ (一)日本には中国「紙牌」の痕跡がない 日本のカルタの歴史を考えるとき、まず検討するべきなのは、中国のカルタの伝来であろう。もともとカルタの母国は中国で、唐代(七世紀~十世紀)から...
歌集『百人一首』誕生の謎 三 『百人一首』を歌集と理解した場合の問題点 第四の疑問は、これは今まですでに多くの人によって指摘されてきた点であるが、この「歌群」には当初歌集の名前がなく、定家の死後、子孫によって歌人...
三「自由麻雀」時代の麻雀牌 (二)榛原牌と自由麻雀の時代 バブコック「自由麻雀」牌 1920年代にバブコック(Joseph Bubcock)がアメリカに輸出した麻雀牌の中に、四枚の「一筒」牌の各々で...
一 第二次大戦敗戦後の社会とかるた (一)戦後社会での賭博系カルタ遊技の復活 昭和二十年(1945)、全面的な敗戦に終わった第二次世界大戦はカルタ文化にも大きな傷跡を残した。まず、アジア各地への膨張の最前線にあった花札...