3-4 「めくりカルタ」の発祥 五 山路閑古の「めくりカルタ」研究 私は、2-4で江戸中期の読みカルタを検討した際に、古川柳研究者として高名な山路閑古、本名萩原時夫のめくりカルタ研究について論及した。ここでもそれを繰り返して指摘しておきたい。 『古川柳』(日本古川柳学会、昭和二十二年) 山路は、昭和二十二年(1947)に、日本古川柳学会の機関誌『古川柳』に、「めくりかるた考」という論文... 館長