四 『雨中徒然草』の書物としての性格 (二)『雨中徒然草』は読みカルタ好きの書いた趣味本 以上、『雨中徒然草』と詳細に付き合ってみると、その正体が見えてくる。本書は、明和六年(1769)正月の「叙」と、翌明和七年(1770)正月の...
一 「舞台芸能絵合せかるた」の歴史 (三)三池カルタ・歴史資料館蔵「狂言絵合せかるた」 このかるたの書誌的なデータの説明から入りたい。このかるたのカードは縦七・九センチ、横五・四センチで・、表紙(おもてがみ)は金無地の紙、裏面も...
一 歴史から消えた「ことば遊びかるた」 (一)鈴木棠三、森田誠吾の「いろは地口かるた」見落とし 斎藤月岑自画像 この文章を、歴史から消えた一つの史料の復元に絡む個人的な研究過程の回顧から始めることをお許し頂きたい。江戸時代末期の文筆家、...
三 かるた遊技の文化史的意義 (一)国語(日本語)教育におけるかるたの活用 文部科学省は平成二十年(2008)の学習指導要領改定において、新たに〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の教育として、小学校三、四年...
二 歌合せかるたの遊技法 (一)「露松」と「哥がるた」 『色道大鏡』(写本) (畠山箕山、延宝六年) 江戸時代初期(1603~52)、前期(1652~1704)の遊技法の理解で最も重要視するべき実...
二 江戸の「地口かるた」の原点は上方の「粋ことばかるた」 (二)もう一つの「粋ことばかるた」 もう一点手元にあるのは、やはり江戸時代中・後期(1704~1854)に属するがまだ「いろは順化」は生じていない。カードは縦五・一センチ、横三...