二 骨牌税適用外の「かるた」の消長 (三)「歌合せかるた」の展開 昭和後期(1945~89)の社会では、「百人一首歌かるた」は、なお正月中心の家庭遊戯のツールとして使われていたが、社会の変化、家庭の変化の中...
一 歌人絵のある「百人一首かるた」の登場 (一)百人一首かるた絵の発祥 光琳かるた(尾形光琳筆、江戸時代前期) 江戸時代初期、前期(1603~1704)に各種の「源氏物語歌合せかるた」「伊勢物語歌合せかるた」「三...
4-3 江戸はかるたの王国③「外国語かるた」 四 「リイドル英語軽多」 次に見たいのは、明治前期(1868~87)に東京の神田鍛冶町、長谷川常治郎が出版した木版の「リイドル英語軽多」(仮題)である。これは、一般向...
五 「かぶカルタ」に残る海外からの伝来の跡 (二) 未解明な点が多い西日本のカルタ遊技史 カブの遊技法については、山口吉郎兵衛も苦労しながら探索している。丹念に遊技法の記述の例を拾い出しているが、史料不足の苦労がしのばれる。また、...
四 四枚構成の「絵合せかるた」の遊技法の特徴 (二)「役」の成立を競う遊技法の発達 元禄年間(1688~1704)以降に生じたと思われる絵合せかるたのデュプリケイション、四枚絵合せかるたの誕生がもたらした大きな変化についてま...
二 自由花札の時代の様相 (四)かるた遊技愛好者グループと新遊技法開発 こうして、平成元年(1989)のトランプ類税の廃止は、平成年間(1989~2019)にまったく新しい発想のカルタ、かるた文化を生み出したので...