一 中国のカルタ (一)日本には中国「紙牌」の痕跡がない 日本のカルタの歴史を考えるとき、まず検討するべきなのは、中国のカルタの伝来であろう。もともとカルタの母国は中国で、唐代(七世紀~十世紀)から...
二 骨牌税の導入と賭博系カルタの盛行 (三)カルタ賭博の隆盛とその取締り 明治時代(1868~1912)から昭和前期(1926~45)にかけては、「めくりカルタ」や「かぶカルタ」などの賭博用カルタの盛期でもあった。...
五 賭博遊技化した百人一首かるた (三)新発見の史料がもたらす旧説の見直し この初期の「むべ山かるた」の新発見に付随して、一、二点の注記が必要である。第一に、昭和四十年代(1965~74)に山形県の旧家の人から滴翠美...
二 家族遊戯具としての「いろはかるた」の衰退 (二)成人女性向け「イロハかるた」の盛衰 一方、明治二十年代(1887~96)に子どものかるた遊びが家族内での遊技から同じ地域の同年齢の子ども同士の遊技になったことに対応して、子ども...