MONOGRAPH Namban Carta: Resurrected after 450 Years Takashi Ebashi English/Japanese 次のページ 1 2 3 4 5 6
二 歌合せかるたの遊技法 (一)「露松」と「哥がるた」 『色道大鏡』(写本) (畠山箕山、延宝六年) 江戸時代初期(1603~52)、前期(1652~1704)の遊技法の理解で最も重要視するべき実...
五 読み遊技の絵画史料、『繪本池の蛙』 (二)『繪本池の蛙』の画像は合せカルタ遊技の場面 そこでは、ページの上部に「二子(にこ)ゝゝと三子(さんこ)にちかきよみがるた 青二(あをに)ひねれば丸二(おかわ)なりけり」という狂歌があり...
三 江戸中期まで盛んだった歌貝(續松)遊技 (四)吉田家伝来百人一首かるたは合せ取る歌貝・續松遊技の仕様 こうして、吉田家旧蔵かるたの正体についてある程度の推測が可能になる。このかるたは高級な手描きのものであるが、京都の二條通り周辺のかるた工房で...
歌集『百人一首』誕生の謎 二 「持統天皇」と「持綩天皇」という表記の差異が示すもの ここで最も鮮明に問題の所在を明らかにするものとして、この歌集の先頭から二人目の歌人名の表記に関する問題点がある。今日、通常、これは「持統天皇...
7 おわりに 一 アナログな研究手法とデジタルな研究手法 平成三十年(2018)六月にこのウェブサイトを立ち上げてから六か月たった。準備に手を着けた時期からするとほぼ丸一年経過している。江戸時代の日...