MONOGRAPH Namban Carta: Resurrected after 450 Years Takashi Ebashi English/Japanese 次のページ 1 2 3 4 5 6
一 麻雀牌が語る麻雀史への道 (三)「青蚨」の発見と「一索進化論」の提起 そして、この時期に、中国の友人と話をしていて、「青蚨(チンフー)」のことを知った。青蚨(チンフー)はカゲロウ(蜉蝣)の一種であるが、母子の情...
5-1 江戸時代初期、「歌合せかるた」の成立 五 貝覆起源説の崩壊 その後、吉海は「歌かるた伊勢市発祥説」を伊勢市以外の場所では開陳することがなかったが、平成二十年(2008)の自著『百人一首の世界』では、歌...
朝鮮の花札、「花闘」 三 日本植民地時代の取締当局者による研究 金櫕根『朝鮮賭博要覧』、共榮社、大正十五年。 大正年間については、大正十五年(1926)に公刊された金櫕根著の『朝鮮賭博要覧』が著名である。...
6-3 開国後の日本で外国人の眼に映じた日本のカルタ 二 ウィリアム・エリオット・グリフィス ウィリアム・ エリオット・ グリフィス 明治年間(1868~1912)に入ると、外国人滞在者と日本社会の接触も密になり、日本人家庭の内側にま...
一 中国のカルタ (三)謎の「大明萬暦かるた硯箱」を読み解く ① 切り離しの細工は日本では他に例がない 大明萬暦かるた硯箱(永見徳太郎旧蔵) まず、永見説公表の直接の契機になった「カルタ版木硯箱」につい...