三 「ことば遊びかるた」の広がり (八)文字が読めない者も楽しめる「ことば遊びかるた」 日本のかるた遊技には文芸文化の色彩が濃い。しかもそれは平安時代の貴族文化とは違って、一般庶民が楽しめる文化であり、そこには「聖・俗・遊」が渾...
四 戦後期社会の完結とカルタ遊技 (五)手作りカルタ、手作り花札の終焉 花札の社会的な沈滞に先駆けて「めくりカルタ」などの賭博系地方札の遊技は衰退し、この種のカードは次々と製作中止に追い込まれていった。同じように...
歌集『百人一首』誕生の謎 四 公家、藤原定家の「家記」と「家歌記」への執念 こうして、私は、『百人一首』の成立について、素人らしい何点かの疑問を抱くようになった。そしてよく見れば、すべての疑問は同じ方角を指している。...
5-1 江戸時代初期、「歌合せかるた」の成立 二 「しうかく院」考案説の証明 「小野小町物合歌」 「古今の札」については、しかし思いがけない進展があった。私は、平成十年代(1998~2007)になって、東京の古書店で、...
四 花札の遊技法とその意味するところ (二)花札の遊技法の意味すること 花札の遊技法には、江戸時代の女性らしさを求める文化が見える。すでに絵合せカルタは上流階級の女性が愛好する遊技として始まったことを紹介したが、...
一 歌人絵のある「百人一首かるた」の登場 (二)かるたの歌人絵のモデルは歌仙絵画帖 歌合せかるたにその和歌を詠った歌人の図像を入れるというアイディアは江戸時代前期(1652~1704)、具体的には江戸幕府の四代将軍、徳川家綱...