江戸時代~昭和時代、伝統の賭博/遊技系カルタ一覧 ドラゴンカード アラビアのドラゴンカード(マムルーク・カード、トプカビ美術館) ドラゴン・カード 日本に伝来したカルタの母国はポルトガルです。ラテン系の棍棒、剣、聖杯、金貨の四紋標、四十八枚のカルタは、アジアとの交易船に積まれてはるばるとやってきました。四枚のエースのカードにはいずれも龍の絵があるので、ドラゴンカードと呼ばれます。はる か昔、南の海からの潮風の香りを想ってお楽しみください。 「江戸時代~昭和時代、伝統の賭博・遊技系カルタ」の解説はこちらからご覧いただけます。 ドラゴンカード アントワープのドラゴン・カード(CF(不詳)製、16世紀) スペインのドラゴン・カード(フロレス製、16世紀) ポルトガルのドラゴン・カード(制作者不詳、16世紀) シシリアのドラゴン・カード(ピエトロ・シリベルト製、16世紀) マルタのドラゴン・カード(版木)(制作者不詳、17世紀) マルタのドラゴン・カード(インフェレール製、17世紀) マルタのドラゴン・カード(制作者不詳、18世紀) 「江戸時代~昭和時代、伝統の賭博・遊技系カルタ」の解説はこちらからご覧いただけます。
第六章 昭和後期のカルタ、かるた (二)「郷土かるた」の展開 昭和後期(1945~89)の「いろはかるた」の世界に生じたもう一つの変化が「郷土かるた」の流行である。もともと郷土の風景や名所、祭礼などを詠...
4-3 江戸はかるたの王国③「外国語かるた」 八 和漢泰西先哲格言のかるた ここで、「英語諺和英かるた」との関係で興味あるいろはかるたを紹介したい。それは明治二十四年(1891)に伊勢國渡會郡宇治山田町の三重縣士族、...
6-3 開国後の日本で外国人の眼に映じた日本のカルタ 九 ポール・エーマン 高等学校の語学教師や通訳者などをしていたポール・エーマン(Paul Ehmann)は最初の和独辞書の制作に関わり、また独訳百人一首の著者とし...
二 うんすんカルタ図像の比較研究 (五)ドラゴン・エースと別の「一」の札 うんすんカルタ。ドラゴンと一(上下とも左より「ハウ」「イス」「コップ」「オウル」「グル」、滴翠美術館蔵、江戸時代前期) 南蛮カルタにあった、...
四 ロシアのカルタ (二)伝わらなかったロシアのカルタ 日本は幕末期 (1854~67)に開国し、日本海交易の拠点として函館、新潟が開港され、外国人の居住、日本人との混住がはじまった。北海道では、...