二 骨牌税適用外の「かるた」の消長 (一)戦後社会での「いろはかるた」の展開 昭和後期(1945~89)の日本社会ではカルタ文化は大きく様相を変えた。まず、「いろはかるた」では、伝統的な「犬棒かるた」の人気が低調になる...
四 ロシアのカルタ (一)ベーリング艦隊の探訪船が残したロシアのカルタ札 十八世紀のロシアのカルタ 江戸期の日本で奇妙な伝来を遂げたのはロシアのカルタである。日本はロシアとの交易は行っていなかったが、日本の領土の北...
一 花札に関する法制度の整備 (四)人気ブランド花札の登場と商標登録法制度への参入 日本骨牌製造の「大隊長」印(左:明治、中:大正「錫箔包」、右:昭和) 明治二十年代(1887~96)、急激な花札の需要の拡大に追われて既存の...
一 歌人絵のある「百人一首かるた」の登場 (七)百人一首かるた絵の起源 以上、江戸時代前期の歌人絵付き百人一首かるたの成立について、現存するかるたの比較分析によって明らかにすることができた。 歌人絵の付いた「百人...
四 榛原茂樹牌と梅蘭芳牌 (三)上方屋牌と文藝春秋社牌 麻雀ブームはその後東京にも移ってきた。大正十三年(1924)、まず『婦人画報』に麻雀を楽しむ女性たちが紹介され、林茂光の執筆になる競技法が掲...