(四)明治年間以降の「道斎かるた」

山城屋版の「道斎かるた」、六十二句の内容は次のようなものである。

道斎かるた・山城屋③
道斎かるた・山城屋②
道斎かるた・山城屋①

 

「いわしの(二文)[11]」(鰯の頭も信心から)

「いつも正月(点数なし)[21]」(いつも正月)

「八十の(二文)[40]」(八十の手習い)

「花みよしの(十二文)[26]」(花は三芳野)

「二かいから(二文)[8]」(二階から目薬)

「早うじも(四文)[31]」(早牛も淀遅牛も淀)

「仏のかほも(五文)[9]」(仏の顔も三度)

「とうろうが(八文)[37]」(蟷螂が斧)

「とふだいもと(二文)[41]」(燈台下暗し)

「唐人の(二文)[23]」(唐人の寝言)

「とびが(四文)[36]」(鳶が鷹を生む)

「ちやうちんに(二文)[60]」(提灯に釣鐘)

「ぬかん太刀の(五文)[4]」(抜かん太刀の功名)

「ぬれ手て(四文)[61]」(濡手で粟)

「鬼も(二文)[30]」(鬼も十八)

「おなじ穴の(三文)[46]」(同じ穴の狐)

「御やうじ(三文)[57]」(陰陽師身の上知らず)

「笑ふ門には(十文)[28]」(笑う門には福来る)

「かにはこうに(三文)[54]」(蟹は甲に似せて穴を掘る)

「金がかね(六文)[34]」(金が金を儲ける)

「勝てかぶとの(六文)[39]」(勝って兜の緒をしめよ)

「歌人は(十三文)[19]」(歌人は居ながら名所を知る)

「かいるのつらへ(十五文)[55]」(蛙の面に水)

「雁がとべば(二文)[35]」(雁が飛べば石亀も地団駄)

「よい中に(二文)[42]」(好い中に垣をせよ)

「大佛のはしら(四文)[1]」(大佛の柱を蟻がせせる)

「大名の(四文)[16]」(大名の火にくばる)

「竹の先に(二文)[53]」(竹の先に鈴)

「袖のふり合も(二文)[58]」(袖の振合も他生の縁)

「鶴の(二文)[22]」(鶴の一と声)

「月夜に(四文)[62]」(月夜に釜を抜かれる)

「ねこに(二文)[33]」(猫に小判)

「むかふしゝに(十五文)[47]」(向ふ猪には矢立たず)

「氏のふて(八文)[20]」(氏無ふて乗る玉の輿)

「うりのつるに(三文)[24]」(瓜の蔓に茄子は成らぬ)

「のらの(四文)[27]」(野良の節句働き)

「くらがりから(三文)[56]」(暗がりから牛を引き出す)

「くさつても(六文)[14]」(腐っても鯛)

「くじらに(二文)[52]」(鯨に鯱)

「やみに(十五文)[13]」(闇に鉄砲)

「けつかう(十六文)[38]」(結構真赤)

「是にこりよ(二十文)[10]」(是に懲りよ道斎坊)

「かうぼうも(五文)[3]」(弘法も筆の誤り)

「古郷へは(六文)[25]」(古郷へは錦を着て帰る)

「こんやの(二文)[45]」(紺屋の明後日)

「えてに(四文)[6]」(得手に帆を上ぐる)

「あかけりや(三文)[49]」(明けりゃ盆と思う)

「あさ日に(十二文)[2]」(朝日に霜)

「あみだも(六文)[32]」(阿弥陀も銭ほど光る)

「さらに(三文)[43]」(皿に桃を盛る)

「三人よれば(三文)[59]」(三人寄れば文殊の智恵)

「ゆうれいの(二文)[50]」(幽霊の浜風)

「しやの道は(十五文)[51]」(蛇の道はへび)

「信あれば(六文)[17]」(信あれば徳あり)

「ゑんの下の(四文)[18]」(縁の下の舞)

「人は一代(五文)[15]」(人は一代名は末代)

「人は武士(四文)[29]」(人は武士花は桜)

「ひざがしらで(八文)[5]」(膝頭で江戸へ行く)

「もちは(六文)[12]」(餅は餅屋)

「ぜんの上の(四文)[44]」(膳の上の箸)

「すつぽんと(五文)[7]」(すっぽんと月)

「すゞめ百まで(二文)[48]」(雀百まで踊り忘れぬ)          

 

大阪の松井天狗堂版のものは、山城屋版に採用されている譬えの範囲を出ないが、何枚かを省略していて三十九句である。それに伴い、一部のカードでは番号が相違してくる。

道斎かるた・松井天狗堂②
道斎かるた・松井天狗堂①

「いつも正月[21]」(いつも正月)

「花みよしの[26]」(花は三芳野)

「早うじも[31]」(早牛も淀遅牛も淀)

「とうろうが[37]」(蟷螂が斧)

「とびが[36]」(鳶が鷹を生む)

「ちやうちんに[16]」(提灯に釣鐘)

「ぬれ手て[23]」(濡手で粟)

「鬼も[30]」(鬼も十八)

「おなじ穴の[25]」(同じ穴の狐)

「笑ふ門には[28]」(笑う門には福来る)

「かにはこうに[33]」(蟹は甲に似せて穴を掘る)

「金がかね[34]」(金が金を儲ける)

「歌人は[19]」(歌人は居ながら名所を知る)

「かいるのつらへ[11]」(蛙の面に水)

「雁がとべば[35]」(雁が飛べば石亀も地団駄)

「よい中に[39]」(好い中に垣をせよ)

「大佛のはしら[1]」(大佛の柱を蟻がせせる)

「鶴の[22]」(鶴の一と声)

「月夜に[9]」(月夜に釜を抜かれる)

「むかふしゝに[4]」(向う猪には矢立たず)

「氏のふて[20]」(氏無ふて乗る玉の輿)

「うりのつるに[24]」(瓜の蔓に茄子は成らぬ)

「のらの[27]」(野良の節句働き)

「くさつても[14]」(腐っても鯛)

「やみに[13]」(闇に鉄砲)

「けつかう[38]」(結構真赤)

「是にこりよ[10]」(是に懲りよ道斎坊)

「かうぼうも[3]」(弘法も筆の誤り)

「あさ日に[2]」(朝日に霜)

「あみだも[32]」(阿弥陀も銭ほど光る)

「三人よれば[8]」(三人寄れば文殊の智恵)

「ゆうれいの[29]」(幽霊の浜風)

「じやの道は[6]」(蛇の道はへび)

「信あれば[17]」(信あれば徳あり)

「人は一代[15]」(人は一代名は末代)

「ひざがしらで[5]」(膝頭で江戸へ行く)

「もちは[12]」(餅は餅屋)

「ぜんのうえの[18]」(膳の上の箸)

「すつぽんと[7]」(すっぽんと月)