三 空前の花札ブームの到来 (四)各層の社会への流行の拡散 明治時代の都会には、繁栄と裏腹に貧困も集積していて、貧民窟と呼ばれる地域も多数生まれ、そこでも賭博は活発に行われていた。櫻田文吾は明治二十六...
二 自由花札の時代の様相 (五)自由なグローバル花札への展開 日本で考案された花札は、世界的に見ても魅力のあるカード・ゲームである。フィッシング・ゲームという手札で場札を釣り取ってくるタイプの遊技法は、...
幸徳秋水のかるた遊戯論 二 幸徳傳次郎「歌牌の娯楽」≪現代語訳≫ 一 ひとりの少女に、正月は何が最も楽しいかと問うたら、歌がるたを取ることだと答えた。そうだろう。私も子どものころこれがとても好きで、兄に付き...
六 江戸期の庶民文化と「百人一首」 (三)地方版かるた遊技の一種、会津の「下の句かるた」 ここで奇妙なのは会津地方である。この地域では、幕末期(1854~67)までに、下の句を読んで下の句札を取る「下の句かるた」と呼ばれる遊技法が...
四 ロシアのカルタ (二)伝わらなかったロシアのカルタ 日本は幕末期 (1854~67)に開国し、日本海交易の拠点として函館、新潟が開港され、外国人の居住、日本人との混住がはじまった。北海道では、...
一 百人一首歌仙絵画の変遷 (三)歌仙絵における上畳の描写 以上、百人一首かるたの歴史の探求から一歩横に踏み出して、歌仙絵の歴史研究に介入して両者の比較検討を行うことで、江戸時代前期(1652~170...