1-2 鎖国日本への来訪者が見た日本のカルタ 六 フィッセル(Johan Frederik van Overmeer Fisscher) ブロンホフに次いで日本の文化をヨーロッパに紹介したのはオランダ商館員でブロンホフの部下であったヨハン・フレデリク・ファン・オーフェルメール・...
一 謎の多い「うんすんカルタ」 (三) 残された「うんすんカルタ」の実例 今日、物品史料及びその写し として利用可能な程度にまとまって紹介されたうんすんカルタは、① 九州国立博物館蔵のもの 、②明治期(1868~1...
三 一紋標・四枚の「絵合せかるた」の歴史 (五)絵合せかるたの制作年代の測定 発見者である私の思いは、かるた札の制作工程に及ぶ。江戸時代の朝廷に「歌留多所」という部署があったとは知らない。つまり、美麗な絵合せかるたは内...
南部カルタ、黒札及び花巻花札の歴史 六 太田コレクションが投げかける課題 以上、十枚のカルタ版木の骨刷りを見ることで、何が新しく理解できたのか。これらの史料は、採取された場所や時間が判然としないという大きな弱点はあ...
1-2 鎖国日本への来訪者が見た日本のカルタ 九 まとめ こうして鎖国の時期の外国人による日本のカルタの理解を見てくると、当時の幕府が課したいくつかの制約が正しい理解を妨げていたことが分かる。第一に...