二 「南蛮カルタ」を改良して成立した「天正カルタ」 (七)手描き木版「天正カルタ」(三池カルタ)の出現 「手描き木版天正カルタ(元禄年間頃、『遊びの流儀 遊楽図の系譜』)」 令和元年(2019)六月、東京のサントリー美術館で「遊びの流儀 遊楽図...
二 「舞台芸能かるた」の変化 (二)江戸時代中期の「役者かるた」 宝暦年頃役者かるたいろは文字合せ(『清水晴風手控え帳』) ところが、最近になって、明治時代(1868~1912)の「玩具博士」清水晴風が好事...
江戸時代~昭和時代、伝統の賭博/遊技系カルタ一覧 かぶカルタ かぶカルタ(左より、かぶ札、金青山、入の吉、昭和後期) かぶかるた かぶカルタは、関西地方中心に用いられた賭博遊技のカルタです。不思議なこと...
二 「めくりカルタ」遊技の歴史 (一)「めくりカルタ」の発祥 めくりカルタの発祥については比較的に史料が整っていてよく分かり、私も『ものと人間の文化史173 かるた』で細かく説明したので、ここではそれを...
三 「ことば遊びかるた」の広がり (二)庶民文芸のかるたも健在 江戸の町には、雑俳、川柳、狂歌、狂詩などの雑文学や、小唄、端唄、新内節、都々逸などの俗曲が溢れており、これらも大人向けのかるたの格好の題...
二 江戸の「地口かるた」の原点は上方の「粋ことばかるた」 (一)上方の「粋ことばかるた」 江戸の「地口かるた」が分かるととても気になるのが上方の「粋ことばかるた」の遊技である。「粋ことば」は江戸時代の上方の言葉で「花街などで流行す...