MONOGRAPH Namban Carta: Resurrected after 450 Years Takashi Ebashi English/Japanese 次のページ 1 2 3 4 5 6
四 「三池カルタ」の復元 (七)裏紙の「縁返し」、「クリ」、「角出し」 似たような事情が裏紙の縁返し(へりかえし)幅の問題にもある。松井に依頼したのは、滴翠美術館蔵の「三池カルタ」なみの縁返し(へりかえし)幅であ...
二 家族遊戯具としての「いろはかるた」の衰退 (七)大正、昭和の都市型「イロハかるた」 「コドモアサヒ・ノリモノカルタ」 明治時代後期(1903~12)から日本社会では、伝統的な大家族の共住から離脱した都市型の核家族が成立するよ...
三 一紋標・四枚の「絵合せかるた」の歴史 (二)釣り取る相手を選ぶ遊技法の登場 日本の遊技文化の歴史を見ると、新しい遊技が登場して古い遊技を凌いでいく過程は、何か大事件があって古い遊技が断絶して一挙に交代する革命劇が起き...
一 伝来の天正カルタを使う「合せカルタ」遊技の歴史 (一)「絵合せかるた」の遊技法の他のカルタへの浸透 江戸時代中期(1704~89)に、フィッシング・ゲームを一組四十八枚の海外から伝来のカルタでも行おうという機運が生じた。日本式かるたと伝来の...
三 ポルトガルのカルタの遊技法 (三)「松浦屏風」のカルタ札図像の解析 カルタ遊技図郵便切手(松浦屏風、大和文華館蔵、江戸時代中期) 成瀬論文までの議論の応酬は、主として画題の衣裳を取り上げて検討したものであるが...
二 『雍州府志』巻七、「賀留多」の解読 (三)「賀留多」第二文節、カルタ札の「紋標」と「紋標数」 続いて第二文節の「凡賀留多有四種紋、一種各十二枚通計四十八枚也、一種紋謂伊須、蛮國稱釼曰伊須波多、此紋形似釼、自一數至九、第十画法師之形是表...