MONOGRAPH Namban Carta: Resurrected after 450 Years Takashi Ebashi English/Japanese 次のページ 1 2 3 4 5 6
6-1 江戸かるた文化の残照 二 赤犬棒いろはかるたの成立 東京でも江戸の社会からの変化は緩慢であった。明治初期(1868~77)のいろはかるた(題名、作者不明)を見てみると、男性では断髪は実現されて...
二 歌合せかるたの遊技法 (一)「露松」と「哥がるた」 『色道大鏡』(写本) (畠山箕山、延宝六年) 江戸時代初期(1603~52)、前期(1652~1704)の遊技法の理解で最も重要視するべき実...
一 トランプ類税法の廃止と新しいカルタ文化の芽生え (四)アート花札、自在花札 「平成自由花札」には、これらのほかに、タレントなどのPRを目指したコンサートの記念品や、その他アート系や個人の思い付きによるものがある。以下...
5-1 江戸時代初期、「歌合せかるた」の成立 六 「かるた」という語は忌避されたのか 吉海のかるた貝覆起源説にはもう一つ、奇妙な付属物がある。貝覆の後身である歌かるたはいとも雅な遊技であるから、賭博のイメージのある「カルタ」と...
二 『雨中徒然草』が示す江戸時代中期の読みカルタ遊技 (一)読みカルタのカルタ札 『雨中徒然草』表紙 (近世風俗研究会、昭和五十年) 読みカルタの遊技法に関するまとまった史料が少ない事情は、江戸時代中期(1704~89)に...