三 ポルトガルのカルタの遊技法 (五)「松浦屏風」の絵師をめぐる新たな謎 紋標コップのソウタ(右:天正カルタ・三池カルタ歴史資料館、左:松浦屏風・大和文華館) なお、その後、平成三十年(2018)になって、小田茂一...
二 骨牌税の導入と賭博系カルタの盛行 (九)日本のカルタの対外進出 カルタの近代を性格づけた大きな要素はカルタの対外的な進出である。日本は東アジアに巨大な帝国を築き上げたが、その対外的な膨張と侵略の先端では常...
三 歌仙絵画の変遷に関する誤まった解釈の是正 (二)崇徳院の上畳の問題への無理解 なお、私が問題提起した崇徳院の上畳の問題について、「従来は、滴翠美術館の伝道勝法親王筆かるたを筆頭として、ごく早い時期の肉筆かるたの特徴とさ...
二 江戸の「地口かるた」の原点は上方の「粋ことばかるた」 (一)上方の「粋ことばかるた」 江戸の「地口かるた」が分かるととても気になるのが上方の「粋ことばかるた」の遊技である。「粋ことば」は江戸時代の上方の言葉で「花街などで流行す...