二 うんすんカルタ図像の比較研究 (八)「すんくんカルタ」の紋標「矢」 すんくんカルタの紋標「矢」(『うんすんかるた』) この際、ここで扱ううんすんカルタの図像論とは直接に関係はないが、「すんくんカルタ」の第六の...
二 地方花札の盛行 (三)図像から古歌を廃した関東花札 関東花札での和歌の消滅 もう一点取り上げたいのは「関東花札」である。これは幕末、明治前期(1854~87)に関東地方に存在した花札であるが、...
一 「譬え合せかるた」と「道斎かるた」 (一)「道斎かるた」の発見 かつて「いろは譬え合せかるた」の研究史では、江戸時代中期(1704~89)に活発に使われていた五十句一組、正続合わせて百句一組の木版摺り「譬...
歌集『百人一首』誕生の謎 三 『百人一首』を歌集と理解した場合の問題点 第四の疑問は、これは今まですでに多くの人によって指摘されてきた点であるが、この「歌群」には当初歌集の名前がなく、定家の死後、子孫によって歌人...
二 骨牌税の導入と賭博系カルタの盛行 (一)骨牌税法の制定 花札の流行が盛んなさなかに、カルタ業界にとってはゆゆしい事態が生じた。骨牌税の導入である。骨牌税法は明治三十五年(1902)二月に帝国議会に...
1-2 鎖国日本への来訪者が見た日本のカルタ 五 ショーベール(Frederic Shoberl) ブロンホフと同時期の出版物であるが、ドイツで通俗的な日本の紹介本が出されている。1821年刊のフレデリック・ショーベール(Frederic ...