まず、テレビ、マンガ、ゲームなどのキャラクターを扱った花札が大量に出現した。以下のようなものである。

「もーれつア太郎・もーれつ野菜札」(バンダイ、平成二年)

「さむらい花あわせ」(SNK、平成十年)

「帝劇花組札」(セガ、平成十年)

「妖怪花あそび」(やのまん、平成十一年)

「えゔぁふだ」(ム―ビック、平成十二年)

「がくっち花札」(Biblo、平成十二年)

「妖怪花あそび2」(やのまん、平成十三年)

「千と千尋の神隠し花札」(ムービック、平成十三年)

「花めくり機動戦士ガンダム」(バンダイ、平成十四年)

「魁クロ札」(バンダイ、平成十四年)

「花かるた華鯖(はなさば)」(サミーネットワークス、平成十四年)

「赤塚不二夫の天才花遊び」(人類文化社、平成十五年)

「クラブニンテンドー・スーパーマリオ花札」(任天堂、平成十五年)

「HELLO KITTY 花札」(エンゼルプレイングカード、平成十七年)

「東方花札十二ケ月」(忘れな部屋、平成十九年)

「ディズニー花札」(エンゼルプレイングカード、平成二十年)

「忍たま花かるた2DN基克(ともかつ)」(虎の穴、平成二十年)

「東方恋々符」(虎の穴、平成二十一年)

「東方恋々符~華符掌(かふしょう)~花札」(虎の穴、平成二十一年)

「夏目友人帳花札」(平成二十一年)

「銀魂花魂(ぎんたまはなたましい)」(バンダイ、平成二十一年)

「恋々娘札(こいこいにゃんふだ)」(ビバリー、平成二十一年)

「サマーウォーズOZアバター札」(ムービック・プロモートサービス、平成二十一年)

「サマーウォーズ四季彩花札」(流弾屋、平成二十一年)

「四天(してん)花かるた」(「WK+PRB」&「四つ星」、平成二十一年)

「ジョジョの奇妙な花闘(はなバトル)・杜の花」(バンダイ、平成二十一年)

「はろうきてぃ花あそび」(ヤノマン、平成二十一年)

「ぬらりひょんの孫 百鬼花札」(コナミデジタルエンタテイメント、平成二十二年)

「サマーウォーズOZアバター花札」(サマーウォーズ社、平成二十二年)

「モンスターハンター狩札」(バンダイ、平成二十二年)

「ワンピース花札王」(ビバリー、ショウワノート、平成二十二年)

「スヌーピーコミック花札」(バンダイ、平成二十二年)

「薄桜鬼碧血録(はくおうきへっけつろく)花絵札」(スタジオディーン、平成二十三年)

「戦国BASARA花札の陣」(ビバリー、平成二十三年)

「日常花札」(任天堂、平成二十三年)

「るろうに剣心花歌留多」(ム―ビック、平成二十三年)

「ジョジョの奇妙な花闘(はなバトル)・石仮面」(バンダイ、平成二十三年)

「犬夜叉花あわせ」(バン・プレスト、平成二十四年)

「教会組アンソロジーいろは教会」(教会組領土拡大班、平成二十五年)

「刀話(かたながたり)花札」(西尾維新アニメプロジェクト、平成二十五年)

「ジョジョの奇妙な花闘(はなバトル)・黄金の札」(バンダイ、平成二十五年)

「ポケモン花札」(株式会社ポケモン、平成二十五年)

「夏目友人帳ニャンコ先生かるた」(ムービック、平成二十六年)

「花めくりウルトラマン」(バンダイ、平成二十六年)

「蟲師続章(むししぞくしょう)花札」(ANIPLEX、平成二十六年) 

「燃えろ聖剣士花札」(バンダイ、平成二十六年)

「赤塚不二夫オールスターズ花遊び」(上記の再版)(スカイ・ジェイ、平成二十六年)

「鑑コレ花札(海軍花札)」(タカラトミーアーツ、平成二十六年)

「鑑コレ花札其の二」(タカラトミーアーツ、平成二十六年)

「カンブリア紀古生物花札」(カンブリ屋、平成二十六年)

「STAR WARS花札」(ビバリー、平成二十六年)

「マリオ花札」(任天堂、平成二十七年)

「妖怪ウオッチ花札」(バンダイ、平成二十七年)

「スヌーピー花札」(ビバリー、平成二十八年)

「天海創造花札」(どくへび、平成二十八年)

「マリオピカチュウ花札」(株式会社ポケモン、平成二十八年)

「ムーミン花札」(エンスカイ、平成二十八年)

「ガールズ&パンツアー第四次秋葉原上陸作戦花札」(WARGAMING.NET、平成二十八年)

「大神・絶景版花あそび」(イーカプコン、平成二十九年)

「刀剣乱舞ON LINE 花あそび」(やのまん、平成二十九年)

「しゃばけ花札」(新潮社、平成二十九年)

「ドラゴンクエスト花札」(スクウェア・エニックス、平成二十九年)

「ワンピース花札」(週刊少年ジャンプ、平成三十年)

「ドラえもん花札」(エンスカイ、平成三十一年)

「ゴジラ花札」(エンスカイ、平成三十一年)

「名探偵コナン花札」(ムービック、平成三十一年)

「ガンダムF91 花札」(製作者、発行年不詳)

「魔法少女まどか☆マギカ花札」(製作者、発行年不詳)

こうして見ると、平成年間(1989~2019)、特に二十一世紀になった平成十年代(1998~2007)以降に自由な図像の花札が咲き乱れていることが分かる。この中にはそもそもそのキャラクターを創作し、売り出した当事者が作っているものが多いが、他方で個人がそのキャラクターを応用して自由に創作した個人版もあるし、趣味を共有するマンガ読者、愛好者、自分でも描いている同人が集まって協力し合い、私家版として発行したものもある。私は、ネット・オークションなどでこういう物を発見するとできる限り入手してきたが、手にしたもののその初出年が分からず、調べる方法もないことがある。また、ネットでの購入者の感想を読むと、可愛かったので花札の遊び方も知らないのに買って楽しんでいるとか、毎日眺めている面白い図像を紹介したいとか言っているものもあり、キャラクター好き、マンガ好きの間に、自分たちで花札を作り、あるいは交換して楽しむという新しい使用法が自在に広がっていることが分かる。

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