江戸期かるた文化の研究 6-3 開国後の日本で外国人の眼に映じた日本のカルタ アメリカに渡った明治期日本のかるた(ハーグレーブ『プレイング・カードの歴史』) 一 欧米人のコレクションに納まった日本のカルタ 二 ウィリアム・エリオット・グリフィス 三 ルドルフ・ランゲ 四 ヘニング・ルドルフ・フェルディナント・レーマン 五 エドワード・シルヴェスター・モース 六 バジル・ホール・チェンバレン 七 メイ・ファン・レンセラー 八 ヘンリー・スペンサー・パーマー 九 C.M.ベルショー 十 ロッセツ・ウチヤマ 十一 ポール・エーマン 十二 ロバート・スチュワート・キューリン 十三 キャサリン・ペリー・ハーグレイブ 十四 小括
一 花札史の研究 (二)清水晴風によるめくりカルタ代用品説の提唱 清水晴風「花加留多考」 この、大平与文次の記事は、発表当時からほとんど注目されることなく埋もれてしまっていた。そこに登場して、花札の歴史認識...
四 戦後期社会の完結とカルタ遊技 (二)主要なカルタ屋の動向 昭和後期の高度経済成長期は、日本の花札市場で最後のブームの時期であり、昭和三十年(1955)当時は一年に一百万組程度の出荷であったものが、八...
二 骨牌税適用外の「かるた」の消長 (一)戦後社会での「いろはかるた」の展開 昭和後期(1945~89)の日本社会ではカルタ文化は大きく様相を変えた。まず、「いろはかるた」では、伝統的な「犬棒かるた」の人気が低調になる...
二 百人一首歌仙絵の世界での指導権の争奪 (二)『小倉山百人一首』の書は『尊圓本』の模倣 『小倉山百人一首』の字配り (小野小町、 右:『尊圓百人一首』) なお、師宣は『師宣本』において、和歌本文の書については『尊圓本』の文字遣い...
2-3 江戸前期の「きんごカルタ」、「かぶカルタ」、「まめカルタ」の遊技 一 「かう」遊技、「ひいき」遊技の発祥 カブ遊技図(「花下遊楽図屏風」萬野美術館蔵) 『雍州府志』では「かう」「ひいき」という遊技法について、名前だけが出てきて、具体的な内容につい...
二 十九世紀の麻雀牌(プロト・マージャン) (五)ウイルキンソンの麻雀牌 グロバーやヒムリーよりも少し遅れて中国のマージャン牌を欧米に紹介したのが、ウイリアム・ウイルキンソン(William Wilkinson)で...